Materials Reliability Engineering
研究テーマ
キーワード
微細材料の創製・特性評価・信頼性向上
(I)原子・イオンの拡散を活用した金属(化合物)微細材料の創製
  拡散現象として知られている応力勾配を駆動力とするストレスマイグレーション(SM)、高密度電子流を駆動力とするエレクトロマイグレーション(EM)、電位勾配を駆動力とするイオンマイグレーション(IM, 図1)は、配線の断線や短絡もしくは絶縁破壊を誘起するため、電子部品の重要な故障メカニズムとして知られている。 本研究は、これらの拡散現象を活用して、金属(化合物)微細材料の創製に挑戦する。
(II) 金属(化合物)微細材料の構造・機能特性評価
  金属(化合物)微細材料は優れた特性を持つため、構造材料ならびに機能材料として、自動車や 航空宇宙工学、センサや電子デバイスなどへの応用が期待されている。 これらの応用を図るため、 金属(化合物)微細材料の力学的・熱的・電気的特性を評価することにより、支配因子の解明と特 性向上指針の見出しに挑戦する。
(III) 高信頼な透明導電膜の創出
  太陽電池やタッチパネル等様々な光電デバイスに欠かせないものに透明導電膜がある。 透明導電 膜は、透明性と導電性という通常相反する性質を併せ持つ薄膜である。 本研究では上記で創製した 金属(化合物)微細材料を用いて、高信頼な透明導電膜の創出を図る。
(IV) 高性能なガスセンサへの展開
  金属(化合物)微細材料は高比表面積を持つために、ガスセンサへの応用が期待される。 本研 究では上記で創製した金属(化合物)微細材料を用いて、高性能なガスセンサへの展開を図る。
研究室の決まり
配属決まる時点から実施する・ルール守れない場合には放棄扱いとする。
● 毎日来る(コアタイム制、欠席する場合必ず連絡する)
● 研究室のすべてに責任を持つ(掃除・研究室行事参加義務等)
● 実験して毎週報告する(来るだけで無意味)
● 締切厳守
スケジュール
  3年生は学業や就職活動、その他研究室調査を同時並行で進める必要があります。 就職キャリア支援係に相談し、早めに準備を進めてください。
  今年から李研では、配属先が決まり次第、予備実験を行うことになりました。装置の操作や実験方法を先輩から教わります。

就職先
日本ビルコン株式会社
イワコー株式会社
太平電業株式会社
玉川エンジニアリング株式会社
東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社
参考HP