斜め衝撃波
Oblique shock wave
この斜め衝撃波は衝撃波面を基準として考えると、前述の垂直衝撃波と同様の性質を有している。
いま、図において衝撃波発生前の速度を
u1 、発生後の速度を u2
とする。また、斜め衝撃波に対して
である。また、接線成分は影響を受けないため
となり、垂直成分の関係は
と表される。この式をランキン・ユゴニオの式に代入して
の関係が得られる。 また、加えて式(12-33)の下流側マッハ数M 2 をM 2 sin(σ−δ)に置き換えると
が求まる。 |
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ここで、δを固定して式(12-37)を考察すると、σが求まるM
1
には下限があることがわかる。
また、同様にM 1 を固定して(パラメータとして)式(12-37)を考察すると、以下のグラフのような曲線が得られる。
図のようにσの上限はM 1 によらず90°であるが、下限はマッハ角と同じ
となる。 |
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