自動作成離散データ


   離散データとは?
   正弦曲線(サインカーブ)をコンピュータの画面に描くにはどのようにすればよいのか?
   コンピュータの世界では、滑らかな曲線でも実際には点(ドット)の集まり(折れ線と考えてもよい)で表現される。
   よって、y=sin(x) の曲線を描くには、ある範囲の x を ある数 N に分割する必要がある。
   例えば、 2周期の曲線を描くには 始点を0とすると終点は4πとなり、 1周期あたりの分割数を16とすると
   総点は (32+1)点となる。
      ※ 人間が理解しやすい数字の範囲と分割数における総点は(分割数+1)となる。
      例えば、0から10まで1きざみ(間隔)の総点は
      0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10 で11点となる。

 
 数値データとは?
  
  ここでいう数値データとは、数値をある規則に従って順番に羅列したデータのことであるが、
  場合によっては特殊な数値を表す文字列(例えば、1.0E+10)を含んだデータを示す。

 例1:あるクラスの体重と身長
    CSV形式(カンマ区切りのデータ)

 例2:経過時間と距離の関係を示す実験データ
    TSV形式(タブ区切りのデータ)

  数値データの種類(テキスト形式)
  テキスト形式の数値データには上の例のようなCSV形式とTSV形式
がよく用いられ、多くのソフトで読み書きできる。

  ※テキスト形式:テキストエディタなどで内容を見ることができる形式。
            他にバイナリィ形式があるが、こちらは人間が
            簡単に内容(中身)を見て理解することはできない。


 
 数値データの作成 

      上のリンクのプログラムを "sincurve.c" という名前で保存する。
  端末エミュレータを起動し、コマンドラインから
    $ cc -lm sincurve.c  [Enter]
    $ ./a.out > sincurve.dat  [Enter]
  とすることでTSV形式のデータができる。

  なお、上のように画面に表示されるべき情報をファイルとして書き出す方法を”リダイレクト(より詳しくは’出力先をファイルにリダイレクトする’)”といい簡便にデータを保存できる方法である。
  
  ここでは、y=sin(x) のデータを作成する。
  ※ y=f(x)のような関数をグラフに描くにはいくつかのxを適当に決めて
    そのときのyを求めて結ぶことに注意(決して数学のように連続的なものではない)。

  サインカーブのデータ 

 注:このような関数の数値データは、表計算ソフトを用いて簡単に作成することができる。
   ここでは、プログラム言語によって得られた結果を表示する例として取り上げているのである。


 グラフの描画

   作成されたデータをテキストエディタで開き、選択・コピーし、
       表計算ソフトで”形式を選択して貼り付け”−”テキスト”を行うことで列も分割される。

   あとは、このような方法でグラフを描画できる。

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