植物を用いた環境汚染の浄化
ヒ素やカドミウムを吸う植物がある!!
地殻中にはヒ素やカドミウムが含まれていることが多く、しばしば環境基準値を上回ってしまいます。これを植物を用いて解決することを目標として研究をしています。モエジマシダを始めとするある種のシダ植物はヒ素を体内に高濃度で蓄積することができるヒ素高蓄積植物です。これを植えて土壌や水を浄化する環境浄化システムを構築することを目標としています。
本学科宮内研究室、東北大学環境科学研究科、(株)フジタとの共同研究
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環境浄化に寄与する微生物の単離と解析
環境汚染物質を無毒化する微生物を探して解析!!
環境中には様々な機能をもった微生物が存在しています。我々は、必要な機能をもつ微生物を環境中から単離し、そのメカニズムを解析しています。例えばメチル水銀を変換する細菌Bacillus magaterium MB1。水俣病で有名な水俣湾から単離されたこの菌は、有害なメチル水銀を水銀イオンに変換し、さらに金属水銀に還元することで無毒化します。これらのメカニズムを探ると共に、この遺伝子が世界中にどのように分布しているのかを調べています。
本学科宮内研究室との共同研究
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堆肥化と排水処理における亜酸化窒素発生の削減システムの構築
温室効果ガス削減に環境微生物学から迫ります!
堆肥の作成や下水の処理に伴って、亜酸化窒素(N20)が放出されることが明らかとなっています。これは、硝酸態窒素の脱窒の最終ステップである亜酸化窒素の還元が、酸素の存在下では阻害されてしまうからです。我々は、酸素存在下でも脱窒をおこなう細菌を複数単離しており、これらを利用した亜酸化窒素生成の削減技術の構築に向けて研究をおこなっています。
本学科宮内研究室との共同研究
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