● プログラム実行までの全流れ(ファイル名が
hello.c の場合の例を含む)
(1) 机上の考察
何を作りたいのか、何を表現したいのかよく考えよう。
(2) フォルダ(ディレクトリ)への移動とその確認
まず、端末エミュレータを起動させる
$ cd cprog [Enter] としてcprogフォルダへ移動
フォルダ "cprog"
が存在しない場合は、エラーメッセージが表示される。
$ mkdir
cprog [Enter]として”cprog”フォルダを新規に作成できる。
$ pwd [Enter] として現在のフォルダの位置確認
コマンド pwd
で、現在のフォルダの位置を確認する。
〜〜/cprog と表示されるとよい。
(3) プログラム・コードの記述
プログラムをテキスト・エディタで記述する。打ち込みミスにも注意を払う。
適当なファイル名を自分で決める。
ファイル名は、変数名と同じように英文字で始まり、英文字と数字の組み合わせにする(例:calctes.c、prog01.c)
・ ホームページから見本のプログラムを貼り付ける場合に
不要なスペースが混じる場合があるので、見本と同じように整える。
選択ミスも多いので注意しよう
$ ls [Enter] としてファイルの存在(hello.c)の確認
このコマンドは、今、自分が作成したファイルが本当にできたかどうか確認するために行う。
通常は、これを行わなくても問題はない。
$ cat hello.c [Enter] として記述内容の確認
このコマンドは、今、自分が作成したファイルがきちんと保存されているか確認するために行う。
通常は、これを行わなくても問題はない。
(4) Cコンパイラでコンパイル(翻訳)を行う。
$ cc
hello.c [Enter]
コンパイルが成功すると何のメッセージも表示されない(次の行に $ がでてくる)
ここで、エラーメッセージが出たら、コンパイルエラー(大抵が文法ミス)であるので(3)にもどる。
また、ここでエラーがでないこととプログラムが正しく動くことは異なるので注意する。
(5) 実行ファイルを実行する
$ ./a.out
[Enter]
ここで、エラーメッセージが出たら、実行時(ランタイム)エラーであるので(3)にもどる。
また、正しい値が得られなければ(得られていないようであれば)、(3)にもどる。
この"a.out"ファイルは、最後に(4)を実行して、成功したときの結果が残っている。
以前のプログラムが実行された場合、(4)を実行し忘れたか、(4)が失敗している可能性がある。
(6) プログラムが正常動作する可能性がなければ、(1)から考えなおす。
|