表計算ソフトの利用:加速度と距離の関係のグラフ化


   等加速度直線運動
       直線上を一定の加速度 a (m/s2) で進む物体の運動を考えると、
   時間 t =0 (s) のときの速度(初速度)をV0 (m/s)とすると、
   t (s)後の速度 V (m/s)は、
    V = V0  + at 
   となる。
   よって、t (s)後の位置 x は 上式を 時間について 積分して
    x = V0  t + (1/2) at2
      である。
 

 


 ● 
離散データを作る

    いま、簡単のため 時間 t  は 0〜10秒まで0.5秒刻みとする。
    定数である 初速度 V0 と 加速度 a を 任意に入力できるようにする。
 


    ※ 定数を表計算ソフトで利用するには?(ただし、一例)
      絶対参照というセルの参照方法を利用する。
      これまでセルを参照する場合、例えば B5セルの場合 =C5*sin(B5) などとしてきたが
      B5の値が定数で常にこの値を参照したい場合、このセルを普通にコピーすると不具合を生じる。
      その際には  =C5*sin($B$5)  のように 列と行の前に$を追加する。
      これにより、このセルをコピーすると変更されるのはC5のみとなる。
      ○ 実際にやってみよう。
 


 ●  表とグラフの例

 

   
     
○B18セルの内容を考えてみよう。答えは下


  
答え = $B$3 * A18 + 0.5 * $B$4 * A18 * A18


 ●  実験データをグラフ化する 
  
   上記では、等加速度直線運動の離散(理論)データを作成したが、等加速度直線運動の実験によって
   時間と距離の関係が測定された場合を想定してみる。
   以下に、等加速度直線運動の模擬実験データを示すので、入力してグラフを描画する演習を行うこと。
   図のように近似曲線にも挑戦してみよう。

   ここで、近似曲線が示す 初速度 V0 と 加速度 a について考えてみよう。
 

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