グラフィックス入門 [色 編]

 
  ● コンピュータグラフィックスの色(カラー)について

   フルカラー(総天然色)画像を扱うにはコンピュータ上の”色”の概念が重要である。
   コンピュータディスプレイ上では光の三原色を用いて色を表現する。
   光の三原色は、赤[R]、緑[G]、青[B]、すなわちRGBである。全ての色を混ぜると白となり、
   このような色が明るくなるような混ぜ方を加法混色と呼んでいる。

     ※ 色素系の三原色(絵の具、インク)
       黄色[Y]、赤紫[M、Magenta]、青緑[C、Cyan]
       全ての色を混ぜると黒となり、
       色が暗くなるような混ぜ方を減法混色と呼んでいる。

     RGBの組み合わせ

R G B 結果
0 0 0  
1 0 0
0 1 0
0 0 1
1 1 0 黄色
1 0 1 赤紫
0 1 1 青緑
1 1 1


   上記のように三原色のON/OFFで得られる色は8色である。


 ●  フルカラーの作成

    三原色の単なるON/OFFではなく、その強度を調整することで中間色を作成することができる。
    現在、よく使用されかつ理解しやすい形式は”24ビットフルカラー”と呼ばれているものである。
    すなわち、RGB各々が8ビット(=256)の階調(24ビット=3バイト=16777216)で
    その強度を調整できるものである。
    この形式はHP(ホームページのHTML)にも頻繁に使用される。 

    例えば、

        赤   ”FF0000”
        緑   ”00FF00”
        青   ”0000FF”
        白   ”FFFFFF”

    と表せる(注:上記は16進数)。

       したがって、赤と黄色の中間にあるオレンジ色は
             ”FF7F00”  : "FF" は 十進数で 255 、 "7F"は 127
             オレンジ色
       で表すことができる。

 
    ◆ 課題1 : 次の色はどのような数字(16進数、概数でよい)で表すことができるか。

(1)    紫
 
(2)    灰色
 
(3)     茶色
 
(4)     深緑
 
(5)    薄黄色
 

     ◆ 課題2 : 次の数字(16進数)はどのような色を示しているのかを思い描きなさい。

(1) FF6666
 
(2) 99CCFF
 
(3) CC9900  
 
(4) 666666  
 
(5) 99CC00
 


     

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