Mac OSX(Excel:mac2011)で母平均の信頼区間を求める


正規分布を利用する場合の母平均の信頼区間(分散が既知の正規母集団の場合の母平均の信頼区間)

(1)関数を使って、z(α/2)×σ/√nの値を計算する

  1. あらかじめ、有意水準αの値、既知の標準偏差σの値、標本数nの入力されたセルを用意する。
  2. 計算した値を表示したいセルをアクティブにしておく。
  3. 数式タブをクリックし、関数[fx]の挿入で「統計」を選択し、「CONFIDENCE.NORM」を選択する。
  4. 関数の( )内に有意水準、既知の標準偏差の値、標本数をそれぞれ,(コンマ)で区切り、入力し、returnキーを押す。
または、
  1. あらかじめ、有意水準αの値、既知の標準偏差σの値、標本数nの入力されたセルを用意する。
  2. 計算した値を表示したいセルをアクティブにしておく。
  3. メニューバーの「挿入」、「関数」の順に選択し、数式パレット(下図参照)を表示し、「統計」のところの「CONFIDENCE.NORM」をダブルクリックし、選択する。

  4. 数式パレットの「α」欄に有意水準、「標準偏差」欄に既知の標準偏差の値、「標本数」欄に標本数をそれぞれあらかじめ用意したセルから指定し、 returnキーを押す。

(2)信頼区間を求める

信頼区間はあらかじめ計算しておいた平均mと(1)で計算したz(α/2)×σ/√nの値から、

[m-z(α/2)×σ/√n, m+z(α/2)×σ/√n]

になる。

ステューデントのt分布を利用する場合の母平均の信頼区間(分散が未知の正規母集団の場合の母平均の信頼区間)

(1)関数を使って、tn-1(α/2)×u/√nの値を計算する

  1. あらかじめ、有意水準αの値、不偏分散の平方根uの値、標本数nの入力されたセルを用意する。
  2. 計算した値を表示したいセルをアクティブにしておく。
  3. 数式タブをクリックし、関数[fx]の挿入で「統計」を 選択し、「CONFIDENCE.T」を選択する。
  4. 関数の( )内に有意水準、不偏分散の平方根の値、標本数をそれぞれ,(コンマ)で区切り、入力し、returnキーを押す。
または、
  1. あらかじめ、有意水準αの値、不偏分散の平方根uの値、標本数nの入力されたセルを用意する。
  2. 計算した値を表示したいセルをアクティブにしておく。
  3. メニューバーの「挿入」、「関数」の順に選択し、数式パレットを表示し、「統計」のところの「CONFIDENCE.T」をダブルクリックし、選択する。
  4. 数式パレットの「α」欄に有意水準、「標準偏差」欄に不偏分散の平方根の値、「標本数」欄に標本数をそれぞれあらかじめ用意したセルから指定し、 returnキーを押す。

(2)信頼区間を求める

信頼区間はあらかじめ計算しておいた平均mと(1)で計算したtn-1(α/2)×u/√nの値から、

[m-tn-1(α/2)×u/√n, m+tn-1(α/2)×u/√n]

になる。


Kazushi Neichi
Department of Business Administration, Tohoku Gakuin University.