プログラムリストの使用法


 (1) プログラムリストの見方と正しい表示の仕方

    本講義において、以下のような別枠内をプログラムリストと呼ぶ。
   先頭にある” VBAプログラムの例”の部分は、各プログラムのタイトルである。 
   また、その下にある左端の数字行(001:〜)は、行の番号を示している。
   右側の数字行も同一内容である。それら左右の数字行にはさまれている
   部分がプログラムリスト本体(プログラムコード、プログラムソースともいう)である。
   さらに、右側の数字行よりも右に位置するコメントは、その行(あるいはその付近の行)の
   解説文である。
     このプログラムリスト全体のうち、編集画面に入力すべき部分は、
   プログラムリスト本体のみである(それ以外の部分は入力しないこと)。

    以下のリスト例のように1行の記述内容が比較的長くなるので、
   ブラウザの表示部分を横に広くするか文字を小さくするなどして各列の縦の長さを
   同一にしてほしい(表が崩れないように表示する)。
    
なお、空白(スペースキャラクタ)の横の長さが、ブラウザで指定しているフォントに
   よって異なるので注意してほしい。

 (2) プログラムリスト本体の貼り付け   

   プログラムリスト本体部分を編集画面に貼り付けることが可能である。
  プログラムリストにおいてはその本体部分のみを選択(反転表示)することができる。
  選択したら、ブラウザの”コピー”を選び、プログラム編集画面のカーソル部分で
  ”貼り付け”を選ぶ。
   なお、このとき不要な空白が含まれることがある。通常、空白はプログラムの実行には
  影響しないので無視しておく。
 
 (3) プログラムソーステキストの利用   

   本講義では、通常以下のリスト例のようにプログラムのタイトルにリンクをはっている。
  この部分をクリックすると、プログラムソーステキストが表示される。
  これは、プログラムリスト本体と同一内容のものであり、プログラムリスト本体がうまく
  貼り付けできない場合に利用してほしい。
  
   なお、保存してから拡張子を".bas"に変更すると、”Visual Basic Editor”の”ファイル”−
  ”ファイルのインポート”を利用してBASICファイルとして取り込むことができる。   

   VBAプログラムの例

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018:
' 宣言していない変数を使用不可にする.
Option Explicit
 
Sub MainProc()
 
    Dim i As Integer, j As Integer
    Dim m As Integer, n As Integer
 
    m = 3
    n = 5
 
    For i = 1 To m
        For j = 1 To n
            ActiveSheet.Range("A1").Cells(j, i).Value = (j - 1) * m + i
        Next j
    Next i
 
End Sub
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コメント行
宣言していない変数を使用不可にする
 
Subプロシージャ”MainProc”の開始
 
整数変数i,jの宣言
整数変数m,nの宣言
 
変数mに5を代入
変数nに3を代入
 
変数iを1からmまで変えるループ開始
 変数jを1からnまで変えるループ開始
  表示部分
 jのループ終了
iのループ終了
 
Subプロシージャ”MainProc”の終了

 

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