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USBブートローダーの紹介
Microchip社からもサンプルが提供されているUSBブートローダー(ソフトウエア)を用いると
上記専用書込み装置が不要となります。
手順を簡単に以下で説明します。
初学者の方は手順を理解するのは困難です。
上級者の方に尋ねてください。
(1)
USBブートローダーソフトウエア(ファームウエアともいう)を専用書込み装置を用いてPICに書き込みます。
この作業は初回(何らかの理由でファームウエアが破壊したときも)のみ必要です。
以下のような書込み用の自作基板を作製(スルーホール用テストワイヤを付属)すると
以下のように ICSPコネクタ を取り付けなくとも(スルーホール用テストワイヤを一時的に取り付けて)書き込むことができます。
(2) MPLAB X IDE
でマイコンのビルド設定を変更します。
以下はMicrochip社のサンプルの場合。
XC8
global options-->XC8 linker-->Option
categories:Additional
options,
the
"Codeoffset" must be set to: 0x1000
XC8 global options-->XC8 linker-->Option
categories:Memory model,
the "ROM ranges" must be set to:
default,-0-FFF,-1006-1007,-1016-1017
(3)
マイコンをUSBブートローダーによるプログラム書込み状態とし、
パソコンとマイコンをUSB接続します。
パソコンにマイコンがHID(ヒューマン・インタフェース・デバイス)として認識されます。
(4)
パソコンで専用ソフトウエアを起動します。
この専用ソフトウエアはMicrochip社からもサンプルとして提供されています。
(5)
上記のMPLAB X IDEでビルドした.hexファイルを選択し、マイコンに書き込みます。
(6)
マイコンをリセットします。