プレゼンテーションソフトの利用


 
一般的なプレゼンテーションソフトの機能

   近年、ノートパソコンおよび液晶プロジェクターの普及と関連して、プレゼンテーションソフトが急速に使われ始めてきた。プレゼンテーションというと、企業の営業活動に伴う商品の紹介・宣伝を想像する人も多いと考えられるが、理工系の学生にとっては研究やレポートの発表などもこれに該当する。本ソフトは一般に、ワープロで書いたような文章を表示するだけでなく、アニメーション等を取り入れることができるため視覚的にわかりやすい説明をすることができる。
  今後、発表会場等の設備が充実していくものと考えられ、本ソフトの使用頻度が高くなっていくものと考えられる。
    (2005年5月追記:学会発表等での液晶プロジェクター・プレゼンテーションは一般的になった)

   以下に、主な機能をまとめてみる。

   ・ ワープロや表計算ソフトのデータを貼り付けることができる
   ・ 説明図、流れ図などを容易に作成できる。
   ・ アニメーションやビデオデータを組み込むことが可能
   ・ カラー写真表示やカラフルな色付けが可能
          (従来のOHPを用いた発表はモノクロが主流であった)
   ・ プレゼンテーション練習中に容易に訂正・編集ができる

   ※ その昔、パソコンの三種の神器として、ワープロ・表計算・データベースソフトが
     挙げられていた。
     しかし、現在ではデータベースソフトは高度な使用に限定されるようである。
     (一般ユーザーは、表計算ソフトで十分代用できる。)
     そこで3番目のソフトとして浮上してきたのが、プレゼンテーションソフトと
     いうわけである。
     [ 今日においては、ウェブブラウザとメーラー(メールソフト)も必須である。
                 また、PIM (Personal Information Manager) ソフト
          (住所録や予定表などの個人情報を管理するソフト )も
        よく使用される。 ]   
  

 

 ● Microsoft PowerPoint の使用

   現在、世界中で最も普及しているプレゼンテーションソフトが
   このMicrosoft PowerPoint (パワーポイント)である。

   高機能なパワーポイントの詳細な使用法は、ソフト内のヘルプ機能を参照してほしい。

   ここでは、簡単な発表資料を作成する手順を紹介する。


 簡単な発表資料の作成 

   発表を行うには、発表資料(プレゼンテーションデータ)を作る前に(あるいは同時に)
  発表する内容の原稿および図表を作成しなければならない。

   ※ 原稿および図表は”パワーポイント”内でも作成できる。 

   ここでは、予め原稿と図表が用意されているものと仮定する。 
   (以下の手順は例なので、同じようなことができればよい。)

   (1)  ”パワーポイント”を起動する。
   (2)  ワープロソフト等から表示したいテキスト(文章)を貼り付ける。
   (3)  貼り付けたテキストを選択し、
      その大きさや字体、色などを”書式”−”フォント”で修正する。
              [予めファイル化されている図を入れたい場合は、]
   (4)   メニューより、”挿入”−”図”−”ファイルから”を選び、目的のファイルを選択する。
   (5)  図の大きさやレイアウトを調整する。
   (6)  2枚目のスライドを作りたい場合は、”挿入”−”新しいスライド”を選ぶ。
   (7)   (2)に戻り、完成するまで繰り返す。
   (8)  ”ファイル”−”名前を付けて保存”より、ファイルを適当な名前で保存する。


 
● 簡単な発表の手順

   上で作成したデータは、メニューより”スライドショー”−”実行”で
   全画面表示状態となり、発表を開始できる。
   2枚目以降のスライドがある場合は、”カーソルキー”の上下で移動できる。
   また、もとの編集画面に戻るには”ESCキー”を押すとよい。
     
   ※ マウスによる操作も可能なので各自調べること。

 

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