Excelで母平均の信頼区間を求める
分散が既知の正規母集団の母平均の信頼区間
(1)関数を使って、z(α/2)×σ/√nの値を計算する
- あらかじめ、αの値、既知の標準偏差σの値、標本数nの入力されたセルを用意する。
- 計算した値を表示したいセルをアクティブにしておく。
- 数式タブ→その他の関数→統計の「CONFIDENCE.NORM」を選択(クリック)する。

- 「A」欄にα、「標準偏差」欄に既知の標準偏差の値、「標本数」欄に標本数をそれぞれあらかじめ用意したセルから指定、または、直接入力し、「OK」をクリックする。
(2)信頼区間を求める
信頼区間はあらかじめ計算しておいた平均mと(1)で計算したz(α/2)×σ/√nの値から、
m-z(α/2)×σ/√n < μ < m+z(α/2)×σ/√n
になる。
分散が未知の正規母集団の場合の母平均の信頼区間
(1)関数を使って、tn-1(α/2)×u/√nの値を計算する
- あらかじめ、αの値、不偏分散の平方根uの値、標本数nの入力されたセルを用意する。
- 計算した値を表示したいセルをアクティブにしておく。
- 数式タブ→その他の関数→統計の「CONFIDENCE.T」を選択(クリック)する。

- 関数の引数ウインドウで、「A」欄にα、「標準偏差」欄に不偏分散の平方根uの値、「標本数」欄に標本数nをそれぞれあらかじめ用意したセルから指定、または、直接入力し、「OK」をクリックする。
(2)信頼区間を求める
信頼区間はあらかじめ計算しておいた平均mと(1)で計算したtn-1(α/2)×u/√nの値から、
m-tn-1(α/2)×u/√n < μ <m+tn-1(α/2)×u/√n
になる。
Kazushi Neichi
Department of Business Administration, Tohoku Gakuin University.