Mac OSX(Excel:mac2011)でデータの代表値を計算する
算術演算子
主な算術演算子を以下に示します。表中のA1、B1はセルの番地、aはA1の数値、bはB1の数値です。
主な算術演算子
演算子 | 意味 | 優先順位 | 入力例 | 内容 |
^ | 累乗 | 1 | =A1^B1 | ab |
* | 乗算 | 2 | =A1*B1 | a×b |
/ | 除算 | 2 | =A1/B1 | a÷b |
+ | 加算 | 3 | =A1+B1 | a+b |
- | 減算 | 3 | =A1-B1 | a-b |
平均値
- 平均値を表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「AVERAGE」を選択する。
- 関数の( )内に平均を求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、平均を求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、「=AVERAGE(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 平均値を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「AVERAGE」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に平均を求めたいデータセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。

調和平均
- 調和平均を表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「HARMEAN」を選択する。
- 関数の( )内に調和平均を求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、調和平均を求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、「=HARMEAN(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 調和平均を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「HARMEAN」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に調和平均を求めたいデータのセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。
メディアン
- メディアンを表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「MEDIAN」を選択する。
- 関数の( )内にメディアンを求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、メディアンを求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、「=MEDIAN(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- メディアンを表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「MEDIAN」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1にメディアンを求めたいデータのセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。
平均偏差
- 平均偏差を表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「AVEDEV」を選択する。
- 関数の( )内に平均偏差を求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、平均偏差を求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、
「=AVEDEV(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 平均偏差を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「AVEDEV」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に平均偏差を求めたいデータのセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。
標本分散
- 標本分散を表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「VAR.P」を選択する。
- 関数の( )内に標本分散を求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、標本分散を求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、「=VAR.P(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 標本分散を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「VAR.P」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に標本分散を求めたいデータのセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。
不偏分散
- 不偏分散を表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「VAR.S」を選択する。
- 関数の( )内に不偏分散を求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、不偏分散を求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、「=VAR.S(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 不偏分散を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「VAR.S」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に不偏分散を求めたいデータのセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。
標準偏差
- 標準偏差を表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「STDEV.P」を選択する。
- 関数の( )内に標準偏差を求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、標準偏差を求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、「=STDEV.P(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 標準偏差を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「STDEV.P」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に標準偏差を求めたいデータのセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。
不偏分散の平方根
- 不偏分散の平方根を表示したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「統計」を選択し、「STDEV.S」を選択する。
- 関数の( )内に不偏分散の平方根を求めたいデータのセルを範囲指定し、
returnキーを押す。
- 例えば、不偏分散の平方根を求めたいデータのセルの範囲がA1〜A10であれば、「=STDEV.S(A1:A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 不偏分散の平方根を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「STDEV.S」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に不偏分散の平方根を求めたいデータのセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。
共分散
- 相関係数を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの数式をクリックする。
- ツールバーの関数[fx]をクリックし、「統計」→
「COVARIANCE.P」の順に選択する。
- 配列1(xのデータ)のセルの範囲をドラックして選択し、,(コンマ)
のあとに配列2(yのデータ)のセルの範囲をドラックして選択し、returnキーを押す。例えば、配列1のセルの範囲がA2〜A10で、配列2のセルの範囲がB2〜B10であれば、
=COVARIANCE(A2:A10,B2:B10) と指定して、returnキーを押す。
平方根
- 平方根を表示(計算)したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「数学/三角」を選択し、「SQRT」を選択する。
- 関数の( )内に平方根を求めたいデータのセル、数値、式等を指定し、returnキーを押す。
- 例えば、平方根を求めたい数値のセルがA10であれば、「=SQRT(A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 平方根を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「SQRT」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に平方根を求めたい数値のセルをクリックして選択し、returnキーを押す。
絶対値
- 絶対値を表示(計算)したいセルをアクティブにしておく。
- ツールバーの下の「数式」タブをクリックする。
- 関数[fx]の挿入をクリックする。
- 「数学/三角」を選択し、「ABS」を選択する。
- 関数の( )内に絶対値を求めたいデータのセル、数値、式等を指定し、returnキーを押す。
- 例えば、絶対値を求めたい数値のセルがA10であれば、「=ABS(A10)」と指定し、returnキーを押す。
または、
- 絶対値を表示したいセルをアクティブにしておく。
- メニューバーの「挿入」→「関数」をクリックする。または、ツールバーの下の「数式」をクリックし、数式パレットをクリックする。
- 数式パレットの「統計」→「ABS」をダブルクリックする。
- 数式パレットで、数値1に絶対値を求めたい数値のセルをクリックして選択し、returnキーを押す。
オートフィルター
- フィルターを設定したいラベルのセルをクリックする。
- メニューバーから「データ」-「フィルター」の順にクリックする。
- すべてのフィールドに対してフィルターが設定され、フィルターが設定された項目名には、セルの右端にプルダウンボタンが現れる。

- プルダウンボタンをクリックすると、以下の画面が現れる。

- 画面の「1つ選択してください」のメニューから抽出条件を選択する。
- 抽出条件を指定する。
絶対参照
例えば、セルA30に平均値(x30)が計算されてあり、それを使って各データの平均からの偏差を計算するために、セルB1のように計算し、そのセルをコピーし、以下のセルに貼り付けると、セルB2には、=ABS(A2-A31)、セルB2には、=ABS(A3-A32)、・・・というように、式のコピーは、相対参照により式のセル番地が自動的に調整される。
  | A | B |   C   |   D
  |   E   |
1 | x1 | =ABS(A1-A30) |   |   |   |
2 | x2 |   |   |   |   |
3 | x3 |   |   |   |   |
4 | x4 |   |   |   |   |
・・・ | ・・・ |   |   |   |   |
・・・ | ・・・ |   |   |   |   |
・・・ | ・・・ |   |   |   |   |
30 | x30 |   |   |   |   |
しかし、式の一部のセル番地だけは同じ状態のままでいてほしい場合がある。それには絶対参照でセルを指定しなければならない。この場合、セルA30に平均値が計算されているので、セルB1では、=ABS(A1-$A$30)と入力し、絶対参照にしなければならない。その後、このセルをコピーし、以下に貼り付けると、$A$30の部分は固定されたままになる。
セル番地に$を付ける簡単な方法は、セル番地を入力した直後に[F4]キーを押す。
A30→$A$30 |
↑ |
A30の入力後[F4]を押す |
Kazushi Neichi
Department of Business Administration, Tohoku Gakuin University.