文章のレイアウト
HTMLでは文章を読みやすくするために、さまざまなレイアウト機能が用意されています。このレイアウト機能も「<」と「>」でくくられたタグによって指定します。
改行
- ただ単に改行したい場合、改行したい部分に<BR>タグを入れることで改行できる
- 段落の区切りなどでは<P>タグを入れることで改行できる
区切り線
テキストに区切り線を入れたいときは、行の間に水平の線を入れることができる。区切り線には以下のタグを使用できる。
<HR>
<HR NOSHADE>
<HR SIZE=n>
<HR WIDTH=n>
<HR WIDTH=n ALIGN=LEFT>
区切り線の説明
- <HR>ウィンドウの左端から右端まで、くぼんだような線が表示される。
- <HR NOSHADE>はただの黒い線が表示される。
- <HR SIZE=n>区切り線の幅を指定できる。数字nは線の幅をピクセル数で記述する。
- <HR WIDTH=n>区切り線の長さを指定できる。数字nにはピクセル数を表わす数字、または、ウィンドウの幅に対するパーセンテージ(HR WIDTH=n%)を記述する。
- <HR WIDTH=n ALIGN=LEFT(RIGHT, CENTER)>区切り線の行揃えを指定できる。長さを指定したときに、線を左(LEFT)、右(RIGHT)、中央(CENTER)のどこかに合わせることができる。

区切り線の例
見出し文字を大きさを変える
- 大きさを変更したい文字を<Hn>〜</Hn>で囲むと、大きさを変更できる。ここでnは1から6までの数字で、数字の大きさを大きくすると文字の大きさは小さくなる。
- 大きさを変更したい文字を<FONT SIZE=n>〜</FONT>で囲むと、大きさを変更できる。ここでnは1から7までの数字で、数字の大きさを大きくすると文字の大きさは大きくなる。
各種文字修飾
- 文字を太字にする
- 太字にしたい文字を<B>〜</B>で囲むと、太字になる。
- 強調したい文字を<STRONG>〜</STRONG>で囲むと、文字が強調される。
- 文字を斜体にする
- 斜体:<I>〜</I>で囲む。
- 強調:<EM>〜</EM>で囲む。
- 引用:<CITE>〜</CITE>で囲む。
- 変数:<VAR>〜</VAR>で囲む。
- 文字を点滅させる
- 等幅フォントを使う
- タイプライター:<TT>〜</TT>で囲む。
- キーボード入力:<KBD>〜</KBD>で囲む。
- コード:<CODE>〜</CODE>で囲む。
- フォーマット付き:<PRE>〜</PRE>で囲む。このタグで囲まれた部分は改行や空白を含めてソースをそのままの形で等幅フォントで表示する。
- 文字の色を変える
- 色を変えたい文字を、<font color="#......">〜</font>で囲む。
- ここで、"#......"の部分は3連16進数表示で、0〜9までの数字と、a〜fまでの文字の組み合わせで、色を指定します。3連とは、色の3原色である赤、青、緑を示し、それぞれの色は0から255までの数値を取り、その数値によって色の強弱が示されます。0はまったく色がなく、255はその原色ということを表します。この3連の色の組み合わせによ
ってさまざまな色を作り出すことができます。その組み合わせを16進数に変換したものが3連16進数です。どのような色があるかは、3連16進数表記の色対応表を参照してみてください。
行揃え
- 字下げ
- <BLOCKQUOTE>〜</BLOCKQUOTE>で囲む。
- 中央揃え
- 見出し文字の中央揃え:<Hn ALIGN=CENTER>〜</Hn>で囲む。
- テキストと画像の中央揃え:<CENTER>〜</CENTER>で囲む。
- テキストの中央揃え:<P ALIGN=CENTER>〜</P>で囲む。
- 右寄せ
- 見出し文字の右揃え:<Hn ALIGN=RIGHT>〜</Hn>で囲む。
- テキストの右揃え:<P ALIGN=RIGHT>〜</P>で囲む。

文字修飾の例